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2006年 08月 15日
「書店員の話」からの耳よりな情報です。ちくま文庫から種村季弘さんの「漫遊記」3部作の一冊が復刊されました。それは『食物漫遊記』で、筑摩書房の8月の新刊を見ますと、ちゃんと掲載されていました。
08/11 た-1-1 食物漫遊記 【復刊品】 種村季弘 735円 240頁 文庫 ということはもうすでに発売されているということです。ちょうど東京不在の時に持っていた文庫が種村さんの『江戸東京《奇想》徘徊記』。それを読み終えてしまいましたので、今度はこれを。 あとの「漫遊記」シリーズは『書物漫遊記』『贋物漫遊記』の2冊。これも復刊になるのか。9月の近刊のなかにはなし。続刊というわけにはいかないようです。しかし、期待したい、種村さんのちくま文庫の復刊です。 ▼四谷書房のサイトはhttp://yotsuya-shobo.com/ こちらから。 ▲
by h_osd
| 2006-08-15 11:29
| 文庫・新書
2006年 07月 30日
狐さんのことを「四谷書房日録」で取り上げています。が、まだ『水曜日は狐の書評』を読んでいませんでしたので、読んでみました。
この狐さんの「日刊ゲンダイ」の匿名書評はこれだけ単行本になれば、その内容はおおよそ推測がつくと思います。この文庫は書評集としては4冊目で、1999年5月後半から2003年7月末までのものです。狐さんはこの翌月の8月から巣に戻りました。 狐さんの書評集を出版順に並べますと、次のようになります。 『狐の書評』(本と雑誌社) 『野蛮な図書目録 匿名書評の秘かな愉しみ』(洋泉社) 『狐の読書快然』(洋泉社) 『水曜日は狐の書評』(ちくま文庫) この3冊目の『狐の読書快然』をまだ見ていません。近くの図書館にも無く、ネット書店でもなく、アマゾンでは在庫切れとか。そうなりますと、古本屋さんを探すしかないのかもしれません。 この文庫を読んでいて、かなり気にしている(というか、気が合う)人を何回か取り上げています。例えば、山田宏一さん、野坂昭如さん、丸谷才一さんなどを挙げることができます。 例えば、吉田健一著 清水徹編 『吉田健一 友と書物と』を取り上げた書評は自然と頷いてしまいます。タイトル通り、吉田さんの文書は「風がふき日がサラサラとさす晴朗な文章」だと思うのです。 こういう書評集を読んでいると、なんとの愉しい気分になります。これが書評の力。そしてこの本もあの本も読みたくなります。本の話をしたくなりります。 狐さんは山田宏一著『友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』(平凡社ライブラリー)の書評のなかで、次の言葉を引用しています。 <俺の人生? そんなものはどうでもいい。映画について語ろうじゃないか。そのほうがずっとおもしろいにきまっている>(映画プロデューサー、ジャン=ピエール・ラッサム)p305 私はこの文章の「映画」を「本」に変えたいと思います。 ▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。 ▲
by h_osd
| 2006-07-30 09:34
| 文庫・新書
2006年 07月 27日
朝日新聞の7月26日付夕刊で、編集者松田哲夫さんが「今なぜ雑誌が売れるのか」について分析しています。
まず、<新書は時代を切り取る熱いメディア 新書は「雑誌」である>といいます。 もう雑誌はその役割を終え、その役割は今新書が担っているとの見立てです。確かに雑誌に愉しさや面白さがなくなりました。実際雑誌を買っているかというと、買ってはいません。ほとんど立読みで済ませるメディアになっています。 次に、新書は<書き下ろしで時代に即したテーマを切り取り、コンパクトな形で提供できる>といいます。 また<雑誌的な特徴を持つ新書は、テーマ、タイミング、タイトルの「3T」をしっかり抑えれば、超ベストセラーにもなり得る>といいます。 新書は確かに短期で、速攻で、平易で、簡便で、コンパクトで、とその利点を並べることができます。しかし、問題なのは「3T」です。 この「3T」という観点から実際にベストセラーになった新書を分析すれば、より具体的なヒットの秘密をつかむことができると思います。 でもそれでベストセラーになるかというと・・・その確率は高くなると思いますが・・・そう簡単ではないでしょう。 難問は新書がその時代の空気(読者のニーズやシーズを含む)にどれだけマッチするかということ。時代の空気が動いていますので、それを捉えるほうがむずかしいのではないか、そう思います。 それでも、松田さんの提示する「3T」の視点からのアプローチを試行するなかで、時代の空気に合った新書を生み出していくしか、ベストセラーを生み出す手立てはないと思います。 ▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。 ▲
by h_osd
| 2006-07-27 23:47
| 文庫・新書
2006年 07月 18日
「yomunelの日記」の 「真夏の果実」を読んで、開高健節全開、そう感じました。私もちょうど開高健さんの『開口閉口』(新潮文庫)を読み終えたばかりでしたので。
yomunelさんは開高健さんの『くだものだもの』(福武文庫)から次を引用しています。 <「おつゆが迸り、口いっぱいになり、溢れて顎をつたって流れ落ちる。その甘さ。その淡麗。その精緻。その豊満。しかも、それらのかぎりをきわめつつ、清浄で謙虚である」> この文庫はいま手元にないのですが、福武文庫で食についての本を出していたとは知りませんでした。この文庫を探したいと思いますが、福武文庫です。そう簡単に入手できないでしょうが、それはそれで運に任せて探してみたいと思います。 開高さんは『開口閉口』で次のように言っています。 <釣りは、運、勘、根である。 つまり、人生だな。> 「釣るのか釣られるのか」p108 そしてさらに、「日は昇り日は沈む」では西園寺公望氏と薩摩治郎八氏を取り上げ、書いています。特にバロン薩摩氏 について。(鹿島茂さんも現在「BRIO」に連載の「薩摩次郎八伝「バロン」と呼ばれた日本人」を書いていますが、完結したら読みたい一冊です。) <・・・・・ 何年かたってから風あって便りを知らされ、氏は浅草の踊り子さんといっしょになったが、脳溢血で倒れ、足腰がきかなくなり、徳島の踊り子の実家にひきとられ寝たきりだと教えられた。 くるものはいつかくる。 やっぱり。> p222 まさに、開高節全開!なのです。 ▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。 ▲
by h_osd
| 2006-07-18 09:11
| 文庫・新書
2006年 07月 06日
先週末、鶴見俊輔 『夢野久作 迷宮の住人』(双葉文庫)をジュンク堂新宿店で探しました。内心半ば諦めかけていました。あのジュンク堂になければ仕方がない。そういう思い込みもありました。
今日帰りに、紀伊國屋書店新宿本店に立ち寄りました。双葉文庫はそう知名度のある文庫ではなかったので、あまり期待せずに、探しました。しかし、探してみるものです。 今日もムダ足だったかと思ったとき、なんとこの文庫を発見しました。嘘!だと思いましたが、本当なのです。 その文庫を手に取り、あとがきのあとに、「日本推理作家協会賞 授賞リスト」があり、年度を追っていきますと、この鶴見さんの本が平成2年「評論その他部門賞」を受賞しているのです。 やはり諦めずによかったと思います。探せばあるものです。欲しいという強い思いと、あとは根気ですね。これがなかったら、なんであれ、蒐集することは難しいと思います。 奥付を見ますと、「2004年6月20日 第1刷発行」とあります。おそらく初版のままで、今に至っています。この本自体、あまりに知られていない。だからこそ、まだ残っていたと言えます。本当にラッキーでした。 帰ろうとすると、また新しい文庫が目に入ってきました。池内紀さんの『ゲーテさん こんばんは』(集英社文庫)でした。池内さんは博覧強記の評論家ですが、ゲーテを取り上げていたというのは知りませんでした。 池内さんはドイツ文学者で、守備範囲の広さには定評のある評論家ですが、カフカの研究家といったほうが知名度が高いようです。 この文庫を読み始めたら、読み続け、今も読んでいます。奥付には「2005年11月25日 第1刷」と書いてありました。昨年11月に出版された文庫。見過ごしたのかもしれません。 このように書店を歩くと、本との意外な出会いがあります。だから、書店めぐりは止められません。 ▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。 ▲
by h_osd
| 2006-07-06 00:20
| 文庫・新書
2006年 06月 24日
「新・読前読後」6/20で、<高島俊男さんの『お言葉ですが…7 漢字語源の筋ちがい』*1(文春文庫)を読み終えた。>と、高島俊男さんの本を紹介しています。
私も本か雑誌に書いてあったのか、誰かに言われたのか定かではないのですが、高島さんの本を集め始めました。やはり、週刊文春の『お言葉ですが・・・』シリーズから。高島俊男さんの著書には次の通りです。 ご覧の通り、『お言葉ですが・・・』は単行本では10冊目、文庫では7冊目です。これもロングランの文庫化です。週刊文春からの文庫化といえば、あの上前淳一郎さんの『読むクスリ』ですね。いまはなきシリーズですが、これはもうなんといっても最長不倒37冊! またほかに気づくことはこのリストの中で、もうすでに【入手不可】の本もあるということ。在庫なしなのか、絶版なのかはわかりませんが、本の値動きもさることながら、品動きの方が早いということ。『寝言も本のはなし』 (大和書房 1999/06 1,680円)が入手不可とは? ですね。 価格は税込、▲は入手不可。 [ 高島俊男さんの本 ] 1. 漢字語源の筋ちがい( 文春文庫 ) お言葉ですが…7 文藝春秋 2006/06 649円 2. お言葉ですが…( ちょっとヘンだぞ四字熟語 ) 10 文藝春秋 2006/03 2,000円 3. イチレツランパン破裂して( 文春文庫 ) お言葉ですが…6 文藝春秋 2005/07 649円 4. お言葉ですが…( 芭蕉のガ-ルフレンド ) 9 文藝春秋 2005/02 2,000円 5. 中国の大盗賊( 講談社現代新書 ) (完全版) 講談社 2004/10 840円 6. キライなことば勢揃い( 文春文庫 ) お言葉ですが…5 文藝春秋 2004/06 649円 7. お言葉ですが…( 百年のことば ) 8 文藝春秋 2004/02 1,890円 8. 本と中国と日本人と( ちくま文庫 ) 筑摩書房 2004/02 997円 9. 広辞苑の神話( 文春文庫 ) お言葉ですが…4 文藝春秋 2003/05 649円 10. お言葉ですが…( 漢字語源の筋ちがい ) 7 文藝春秋 2003/04 1,850円 11. 明治タレント教授( 文春文庫 ) お言葉ですが…3 文藝春秋 2002/10 550円 12. お言葉ですが…( イチレツランパン破裂して ) 6 文藝春秋 2002/06 1,850円 13. 水滸伝の世界 (ちくま文庫 ) 筑摩書房 2001/12 840円 14. 漢字と日本人 (文春新書 ) 文藝春秋 2001/10 756円 15. お言葉ですが…( キライなことば勢揃い ) 5 文藝春秋 2001/02 1,850円 16. 「週刊文春」の怪( 文春文庫 ) お言葉ですが…2 文藝春秋 2001/01 550円 17. 三国志きらめく群像 ( ちくま文庫 ) 筑摩書房 2000/11 924円 18. メルヘン誕生向田邦子をさがして いそっぷ社 2000/07 1,785円 19. お言葉ですが…( 猿も休暇の巻 ) 4 文藝春秋 2000/03 1,949円 20. 漱石の夏やすみ房総紀行「木屑録」 朔北社 2000/02 2,100円 ▲21. 水滸伝人物事典 講談社 1999/11 4,935円 22. お言葉ですが… ( 文春文庫 ) 文藝春秋 1999/10 539円 ▲23. 寝言も本のはなし 大和書房 1999/06 1,680円 24. お言葉ですが…( せがれの凋落 ) 3 文藝春秋 1999/01 1,649円 25. ほめそやしたりクサしたり 大和書房 1998/07 1,680円 26. 本が好き、悪口言うのはもっと好き (文春文庫 ) 文藝春秋 1998/03 499円 27. お言葉ですが… 「それはさておき」の巻 文藝春秋 1998/01 1,649円 28. 李白と杜甫 ( 講談社学術文庫 ) 講談社 1997/08 1,207円 29. お言葉ですが… 文藝春秋 1996/10 1,630円 30. 本が好き、悪口言うのはもっと好き 大和書房 1995/02 2,520円 31. 三国志人物縦横談 大修館書店 1994/07 2,730円 32. 水滸伝と日本人江戸から昭和まで 大修館書店 1991/02 2,940円 ▲33. 独断!中国関係名著案内 東方書店 1991/02 1,630円 ▲34. 李白と杜甫その行動と文学 (東洋人の行動と思想 ) 評論社 1990/04 997円 ▲35. 中国の大盗賊 ( 講談社現代新書 ) 天下を狙った男たち 講談社 1989/11 735円 ▲36. 中国「新時期文学」の108人 中国文芸研究会 1986/10 2,100円 37. 水滸伝の世界 大修館書店 1987/10 1,890円 ▲38. 文学の自立を求めて今日の中国文学を読む 日中出版 1983/10 1,835円 ▲39. 声無き処に驚雷を聴く「文化大革命」後の中国文学 日中出版 1981/06 1,680円 ▲
by h_osd
| 2006-06-24 23:02
| 文庫・新書
2006年 06月 13日
「黌門客」を読んでいて、鶴見俊輔さんの『夢野久作―迷宮の住人』が双葉文庫から出版されているのを知りました。初めは半信半疑でしたが、双葉社のHPに行き、鶴見さんを検索すると、なんと2004年6月にすでに出版されていました。
それ以外、中沢新一さんの『寺田寅彦』、いいだももさんの『黒岩涙香』、松本健一さんの『出口王仁三郎』も文庫化される予定らしかったのですが、今だ文庫化されてはいません。 何らかの意図で、文庫のラインナップを決定し刊行するわけですから、当初はそうした企画があったのでしょう。しかし、それが会社事情で実現せず、既に2年も過ぎてしまったということです。 ついで、双葉文庫を一覧しました。呉智英さんの文庫がかなりまとまって出版されてます。また、見ていくと、関川夏央さんの本も何冊も文庫化されています。これもちょっと予想外。 目にとまったのが、関川さんの『かもめホテルでまず一服』。鶴見さんの文庫同様、意外な文庫の一冊かと、さらに詳しく表示すると、 <「国際列車から、低いプラットホームによいしょと降り立つと、もう田舎のにおいがした」……見知らぬ街をひとり歩き、鋭い時代感覚で「文化の地層」を考察した、旅と思索の海外ルポルタージュ・エッセイ。「貧民夜想会」改題・文庫化。> なんと、「貧民夜想会」の改題の、1997年1月!の文庫でした。少々幻滅。こうしたことがあってもいいのですが、なぜ? こうした化粧直しも多くなり、気にならなくなったといえば、ウソになります。 ▲
by h_osd
| 2006-06-13 01:01
| 文庫・新書
2006年 06月 09日
いつも立ち寄る「悪漢と密偵」を眺めると、7月の新刊案内が掲載されていました。毎月毎月本当にこれだけの本がよく出るものだとつくづく感心。7月文庫の中から気になるものを何冊かピックアップしました。
①朝日文庫 『江戸東京《奇想》徘徊記』 種村季弘 672円 7/7 ②知恵の森文庫 『からだの記憶』 布施英利 未定 7/5 ③ちくま文庫 『異端』 金子光晴/大庭萱朗編 998円 7/13 ④ちくま文庫 『出版業界最底辺日記』 塩山芳明/南陀楼綾繁編 998円 7/13 ①の種村さん、東京、ともに好みのキーワードです。これをまず一冊目として。種村さんの本、こだわりの読者はいると思いますので、どこかの出版社(河出書房新社あたりか)が文庫の全集/選集の出版をしてもらいたい。 ②布施さんの本、最近見かけないと思ったら、記憶ちがい。昨年12月、「ダ・ヴィンチ・コード」に先行?して、『君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか』(筑摩プリマー新書)を買ってあったのを思い出しました。 ③どうも注目されない?なのですが、今年はちくま文庫から『反骨 金子光晴エッセイ・コレクション』全3巻出版されています。それとは別に、この『異端』。今年こそ、注目の詩人になるか。私にとってはずっと注目の詩人でした。 ④南陀楼綾繁さんが編集の文庫。題名から業界でのきびしい生活が垣間見られそうです。そういえば、神保町の古本屋さんの中にも、どう生活をしているのかよくわからない古本屋さんがあります。本当に摩訶不思議な世界があるような。 ▲
by h_osd
| 2006-06-09 07:22
| 文庫・新書
2006年 05月 07日
文春文庫の4月発刊の佐々木俊尚『グーグル』を、ちくま新書『ウェブ進化論』の梅田望夫さんに書評してもらいたいと思っていました。梅田さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」でも構いませんので。
梅田さんの『ウェブ進化論』は広い視野と長いスパンで、これから始まるウェブの変化について書いています。佐々木さんの『グーグル』はグーグルのいまを克明に書いているジャーナリステックな内容だそうです。 これからインターネットの世界を独占しようとしているグーグルがどうしてそんなに注目されているのか。また、これからどういうネット社会を創っていくのか。気になるところです。ちょうどマクロソフトがコンピュータのソフトの世界を独占したように。 <人間は、実に不可思議な一個の天体であって、 宇宙というイメージの中で、太陽や月と 対抗してぐるぐる回っている。 私たちは、みな、一人一人が惑星だ!>(茂木健一郎) この惑星のために、コンピュータは、インターネットは本当に何をしてくれるのでしょうか。そのヒントがこの2冊の新書にはあるような気がします。 これを書き終えて、ブログを見ていると、「整腸亭日乗」の「グーグルは未来社会を変容させるか?」を発見、ここでこの2冊を取り上げていました。 ▲
by h_osd
| 2006-05-07 12:17
| 文庫・新書
2006年 04月 24日
岩波新書が1938年に創刊されて、新書の歴史がスタートしました。ご承知のように、岩波文庫はドイツのレクラム文庫をモデルに、岩波新書はイギリスのペリカン・ブックスをモデルに出版されました。
そこから今に至る長い道のりの中で、新書の栄枯盛衰がそれだけあったことでしょう。全ての新書を網羅しているかどうかわかりませんが、「本を調べる:新書一覧」を見ますと、その数の多さに驚きます。いまある新書といったら、どれだけになるのでしょうか。 今春ソフトバンクが新書に参入、最近PHPもビジネス新書を出しました。さらにまた新書の競争激化が予想されます。読者としては、いい新書が安く買えれば問題ないのです。 そういう状況こそ、喜ばしいのですが、そう簡単に問屋が卸しません。この数年、新書の価格が少しずつアップしている気がします。大手の出版社の価格設定に、業界全体が沿っていこうという傾向にあるようです? やはり4月のメイン・イベントは岩波新書<新赤版1000点突破>リニューアルです。20日に一挙10点を同時発売しています。その中で、気にかかっていた本は次の通り。 『世界共和国へ』 柄谷行人 『冠婚葬祭のひみつ』 斎藤美奈子 『社会学入門』 見田宗介 『世界の音を訪ねる』 久保田麻琴 ( 岩波初のCD付に注目。) 昨日の朝日新聞に、文春新書の広告が掲載されていました。※が注目の新書。特に『グーグルGoogle 』はすでに近くの書店にはありませんでした。 ※『グーグルGoogle 』 佐々木俊尚 ※『臆病者のための株入門』 橘 玲 ※『セレブの現代史』 海野 弘 『天皇の書』 小松茂美 『大丈夫な日本』 福田和也 他 今回リニューアルした岩波新書のしおりには次のように書いてありました。 <新しいマークはこれまで本扉にあったギリシアの風神をモチーフにしたものです。一冊一冊から吹き出す風が希望ある時代への想像力を豊かにかき立てることを願ってやみません。> まさに希望ある時代への想像力をどこまで触発するかが、これから新書ブームの中で勝ち残る大きな要素であることは間違いありません。 ▲
by h_osd
| 2006-04-24 08:00
| 文庫・新書
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