所用で西武新宿線の新井薬師に行ってきました。仕事を終えて、駅前にある文林堂書店と駅からちょっと離れたみなづき書店に行ってきました。
文林堂書店は大正5年に創業の古本屋さんです。代替わりしたせいか、店先には店主のコメントが貼られ、なんとなくやる気を感じさせてくれます。本の陳列もきちんとしていて、お客様への気配りも感じさせます。
おそらく書棚もジャンル別に本が並んでいたのでしょうが、増殖する本が書棚から溢れ、積み上がっていました。これはもう仕方のないことかもしれません。自分のことを考えれば、仕方がない、しょうがない、どうしようもないと、内心思っています。
書店や古本屋さんも、店先で、均一棚で、陳列で、その店のヤル気がわかります。それを感じさせる品揃えも大事です。そうしたところでの掘り出し物は格別うれしいものです。ということで、文林堂書店では、3冊購入しました。
ハーヴィ・ワッサーマン 『ワッサーマンのアメリカ史』(晶文社)
レニ・リーフェンシュタール 『回想』(上・下)(文春文庫)
特に後者はいままで探して、上があれば下がなく、下があれば上がなく、両方が一緒ということがありませんでした。今回上・下とも良本を手に入れることができました。これは「あの時代」の真っ只中で生きた一人の女性の回想録です。