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2006年 03月 28日
3月26日朝日新聞の「読書欄」から、今回は「話題の本棚」の本と下記の2冊を読んでみたいと思いました。
まずは「ネット社会 どう生きるか」という「話題の本棚」です。次の本によって、いまとこれからのネット動向がつかめるのではないでしょうか。 梅田望夫 『ウェブ進化論』 (ちくま新書) ダン・ギルモア 『ブログ 世界を変える個人メディア』 (朝日新聞社) ジョン・バッテル 『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』 (日経BP社) 宮台真司、神保哲生他 『ネット社会の未来像』 (春秋社) 川畑英毅、野村タケオ 『ITな人びと』 (パジリコ) また次は佐藤康宏さんの『もっと知りたい 伊藤若冲 生涯と作品』 (東京美術)です。評者はいいます。 <世は「若冲ブーム」である。江戸時代の画家・伊藤若冲(1716~1800) に対する注目度が飛躍的に高まったきっかけは、2000年に京都国立博物館で開催された「特別展・若冲」だった。> <本書は(佐藤康宏)氏がはじめて一般向けを強く意識して上梓したもの。コンパクトな体裁にカラー図版が豊富に掲載されて、今後長く定番の入門書となるだろう。> 取り上げている対象といい、聞き手といい、その本の内容といい、こう3拍子揃うと、まずは書店に行き、本を手に取りたくなります。 最後の一冊はエドワード・J・エプスタイン 『ビックピクチャー ハリウッドを動かす金と権力の新論理』 (早川書房)です。これは<映画ビジネスの裏側を明らかしてなかなかに刺激的である。> いつも映画を見るだけで、映画ビジネスについては知らないことばかりです。<欧州と日本を合わせた興行収益に占めるハリウッド映画の割合は八割。>こうしたことを具体的に知ることが刺激的なのです。 <何より、ハリウッド映画の大部分が赤字であることに驚く。メジャー六社の〇三年に封切った映画の配給経費百八十億ドルに対し、世界中で回収した入場料収入は六十四億ドル。全世界の収益のうち劇場の占めるシェアは一八%で、映画づくりはいまや、ビデオやDVDとテレビの放映料に支えられている。それらを含めて収益の上がる映画は、全作品の五%以下しかない。> 〔追記〕 同日の平凡社の広告の中に、半籐一利さんの 『昭和史 1945-1989』 [戦後編] が4月12日に発売されるそうです。ようやく待望の戦後編を読むことができます。
by h_osd
| 2006-03-28 00:41
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