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2006年 02月 12日
昨日は少し体調が回復してきました。午後ふらりと新宿に出ました。暖かかったので、そのまま荻窪へ。駅付近の古本屋を一巡しました。セーターを着て歩いていると、少し汗ばむくらいでした。病み上がりなので、あまりムリをせず眺めてきました。
それでも気になっていた本が何冊かありました。性懲りもなく、何冊かまとめて、レジへ。そうこうするうち、袋が重くなってしまいました。今日は自重をと思っていたのですが、気持を押さえることができませんでした。 永井龍男 『東京の横丁』 (講談社) 加藤周一 『夕陽妄語』 (朝日新聞社) 藤原新也 『メメント・モリ』 (情報センター出版局) 柳澤桂子 『癒されて生きる』 (岩波書店) 志賀信夫 『昭和テレビ放送史』 (早川書房) 中野収 『90年代ニッポン・ノート』 (東京書籍) イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』 (日本エディタースクール出版部) 香山リカ 『<いい子>じゃなきゃいけないの?』 (ちくまプリマ-新書) 住本利男 『占領秘録』 (中公文庫) 堀尾真紀子『フリーダ・カーロ』 (中公文庫) 例えば、1冊目の『東京の横丁』は永井さんの最後の名品集といわれています。前からどうしようか悩んでいました。友人も推薦の1冊でした。古本屋さんで始めの数ページを立ち読みしました。なるほど、と納得し購入しました。 藤原新也さんの『メメント・モリ』(死を想え)は前に読んだ本なのです。いま積読本の中に埋もれてしまい行方不明。ダブりますが、購入しました。『東京漂流』の鮮烈な印象とこの『メメント・モリ』の深遠な印象を思い出しています。 <墓につばをかけるのか、 ……それとも花を盛るのか。 『東京漂流』が「つば」であるなら、本書『メメント・モリ』は「花」である。 それは、ニンゲンが本来的に持つ 「憎」と「愛」の二つの現れだと も言える。 わたしは、あきらめない。> 夕方、袋の重さを後悔しながら、家路に向かいました。
by h_osd
| 2006-02-12 13:14
| 書店・出版社
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