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2006年 02月 05日
今日も陽射しはいいのですが、差し込むような寒さでした。これでは出るのも嫌になるくらいです。ですが、昨日から少し勢いがついてしまったのか、今日は神保町に行ってきました。
田村書店は休みですので、コミガレに立ち寄り、隣りの均一棚、さらに古書モールを廻り、古本屋さんを一巡しました。コミガレも寒いせいか、お客様もそう多くはなく、閑散としていました。 それでも、今回はまあまあの購入ができました。 長田 弘 『記憶のつくり方』 (晶文社) 金子光晴 『文学的断想』 (冬樹社) ジャン・ボードリヤール 『消費社会の神話と構造』 (紀伊國屋書店) 日比野和幸 『新聞の目玉』 (晶文社) 茂木健一郎 『脳と仮想』 (新潮社) 上から3冊はコミガレでの購入で、よしといったところです。あとは茂木さんの『脳と仮想』が均一に!? これは小林秀雄賞を取ったもので3刷ですが、〇でしょう。 日比野和幸さんの『新聞の目玉』より。 <焼け跡の街で新聞記者になったぼくの四十年の仕事は、この滄桑(そうそう)の変をみつめることだった。これでいいのかと、カナリヤの歌を歌い続けることだった。昔、坑夫が炭坑に入る時、ガス検知器のかわりに腰に下げていったという、あの鳥籠の。> そして日比野さんは言います。<この本はそんなカナリヤの歌の総集編である。>と。そういう生き方をしてきたのだから、そう言い切れる。それが羨ましい。私はどうしても、でも、という思いがあるので、少し照れ恥ずかしさが残ります。 だから、私はこの本を手に取りました。
by h_osd
| 2006-02-05 23:33
| 書店・出版社
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