12月13日、朝日新聞の「出久根達郎の古本は現在(いま)」という新コラムがスタートしました。そのコラムでは古本業のいまについて語られています。今後が愉しみなコラムです。
いま古本界が静かなブームだそうです。注目されているのは古本屋で、志願者は列をなしているそうです。それについて、出久根さんはみんなに自分を認めてもらいたいという思いがあり、その手段として古本屋になりたいのだといいます。
確かにそうです。古本屋に限らず、すべての職業は自分を認めてもらうための手段であるのですが、実際にやることとそれが成功するかどうかは別問題です。
そこにどう意欲をビジネスにつなげるかという難問があります。が、思いがあり、やれる条件が整っているのなら、チャレンジしたらどうでしょう。リスクもありますが、リスクのないビジネスはないと思います。
そうすれば、出久根さんんのいうように、個性的な古本屋が増え、新しい古本屋には新しい客がつきます。そのことによって、業界が若返り、活発になり、読者を増やし、売上向上に結びつく可能性も生まれます。
何もしなければ、現状のままです。新しい試みの中からしか、新しいスタイルは生まれないとは誰の言葉でしたか。いままさに古本業も世代交代の時期、また新規参入の時期にさしかかっています。