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2005年 10月 17日
別冊「ifeel」紀伊國屋書店出版部50周年記念号を読んでいて、紀伊國屋新書のことが書いてありました。そういえば、かつて紀伊國屋書店も新書を出していた時期もありました。
その新書を買った記憶があり、自分の本棚を探しましたが、見つかりません。平積みにしてある本を崩すのも一苦労ですし、かといって諦めるのも悔しいし・・・・・。 そこで、思い切って、平積みの本を動かすことに。これが大変なのです。そうこうするうちに、一部本が崩れ出し、危険な状態に。これはまずいと思ったのですが、それでも、その中から何冊かの紀伊國屋新書を見つけました。 ( 独り言。この時間と労力を考えますと、やはり本の整理を真剣に考えないと、そうつくづく思いました。) 同記念号で、歌人の岡井 隆さんが「村上一郎さんの幻影」で、次のように書いています。 <紀伊國屋新書は、いくつかの記憶すべき名著、力作、快著を生んだが、その源には、村上さんのような編集者の存在があった。それと同時に、あの奇妙な、敗けたあとの明るさといった時代の空気の反映があったことが、今になるとわかるのである。> ここに書かれている、村上さんは村上一郎さんです。村上さんは歌人、小説家、文学者としての数多くの功績を残しましたが、編集者としての一面も持っていました。また吉本隆明さんらと、『試行』を刊行していた時期もありました。 村上一郎 略歴 (はてなダイヤリーより) 1920年東京生まれ、宇都宮に育つ。父はホーリネス派の基督教徒、母方の祖先は水戸学派の志士。東京商科大卒。高島善哉や太田可夫に学ぶ。卒論は英国経験論における情念論。短期現役士官として海軍に所属。主計大尉で退役。 敗戦後、久保栄に師事。のち共産党に入党。三年後、離脱。校正・編集業などをしながら、吉本隆明などと雑誌運営をともにする。歌人、小説家、近代日本精神史研究家の側面とともに軍についての研究を公刊。 1975年に自刃。 こうした履歴の中で、紀伊國屋新書に関わった時期はそう長くはないと思います。が、それでも編集者としても多くの人たちに影響を与えました。文学者あるいは思想家の村上さんだけでなく、編集者としての村上さんについて考えてみたいと思いました。 同記念号で、文芸評論家 加藤典洋さんも次のように言っています。 <北川透 『中原中也の世界』 初版一九六八年/復刊版一九九四年 この本は、そういう孤立の淵のむこうから差し出されてきた一本の橋で、当時の私には、秋山駿氏の中原中也とともに、座右の書だった。読んで後に、この本自体が、深い孤立の産物でもあったことを知る。同じく、この本の生みの親の一人が物故した村上一郎氏であることを知り、うれしかったのを、おぼえている。> 私が探し出した紀伊國屋新書はまさにこの1冊でした。
by h_osd
| 2005-10-17 07:18
| 書店・出版社
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