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2005年 03月 29日
3月もあとわずか。あわただしいなか、少々疲れ気味ではありますが、なにはともあれ、ちょっといい話を、といったところでしょうか。そろそろ桜の開花ですが。これも今週の愉しみです。
『丸谷才一と16人の東京ジャーナリズム大批判』(青土社 1989) <もちろんわれわれの批評が全面的に正しいなんて言ふつもりはない。間違ってゐるところもいろいろあるでせう。しかし、わたしたちの甲論乙駁、侃々諤々、讃辞毒舌がキツカケになって、ジャーナリズムを知的かつ具体的に論評する気風が澎湃として起るならば、わたしとしては満足なのです。参加して下さつた先輩知友も同感だと思ふ。>p3 と、今回の鼎談の主旨を司会役の丸谷才一さんが書いています。 では「東京ジャーナリズム大批判」のメニューは次の通りです。 朝日新聞と自民党の綱引きが現代日本 伊藤光晴/大野正男 「文藝春秋」は精神の爽快を求める閑談サロン 高坂正尭/立花隆 岩波文庫は開架式の古典図書館 田中優子/中村雄二郎 野球放送・・・・・この騒がしいもの 池井優/井上ひさし ハヤカワ・ポケット・ミステリは遊びの文化 瀬戸川猛資/向井敏 NHKテレビニュースは一億の時計がわり 猪口邦子/大野晋 相撲放送は年に90日のカーニバル 野坂昭如/半藤一利 歳時記は暦で事典で俳句名作選 大岡信/俵万智 例えば、「相撲放送は年に90日のカーニバル」。丸谷さんを中心に、野坂さんと半藤さんの話がいい。特に半藤さんの話はまさに相撲の醍醐味は仕切り→立会いの一瞬にあるという話。こんな話、いいですね。 <仕切りこそ最高 フランスの詩人ジャン・コクトーは、相撲の仕切りをこう歌った。「かれらは向いあって身をかがめ、絶好の一瞬を、/“バランスの奇蹟”を / 気合の統合を、待つ。・・・・・」。さすがにうまいことをいう。まさに相撲の醍醐味は仕切り→立会いの一瞬にある。米大リーグの名選手ピート・ローズも「盗塁のコツは相撲の立会いを見習うといい」と感嘆したという。天才の見るところは同じ、ということか。(半藤)>p250 この本、丸谷さんがいうように「読みごたえのある文明論」になっていると思いますが、「ジャーナリズムを知的かつ具体的に論評する気風が澎湃としておこる」かというと、どうでしょう。しかし、そのきっかけになる本であることは確かです。 外に出ますと、近くの桜が開花していました。東京にも今日桜の開花宣言か。ようやく長い冬が終り、春の訪れです。
by h_osd
| 2005-03-29 07:24
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