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2005年 03月 11日
ようやく岡崎武志さんの「均一小僧の古本購入日誌」が更新されました。それも3月の日誌が一気にアップされています。
1. 磯田光一さんのこと この日誌のなかに、懐かしい名前が書かれていました。その名前は磯田光一さん。文芸批評で多くの作品を残し、1987年になくなっています。作品は岡崎さんも挙げています『永井荷風』。(これは野口冨士男著『わが永井荷風』と同様に荷風について必読書です。) さらに『思想としての東京』と『イギリス・ロマン派詩人』。後者は未読ですが、前者は硬派の東京本として一読の価値ありです。手に入りやすいのは新潮選書の『戦後史の空間』の方か。 後日、岡崎さんは荻窪のささま書店で磯田光一さんの『イギリス・ロマン派詩人』を見つけ購入します。これが古本好き、均一小僧のこだわりでしょう。 2. 神保町古書モール 岡崎さんが、3月2日に立ち寄り、本を購入。そして、 <下手な古書会館の即売会より、むしろ買物ができるという印象を持つ。空いていて、落ちついて本を選べるのもいい。> それと掘り出し物あり。 私も先日神保町古書モールに行き、均一棚から『「本屋さん」との出会い』(洋泉社)と『世紀を読む』(山崎正和著 朝日新聞社)を購入しました。前者は後日書きますが、77人の作家・批評家・学者がそれぞれの出会いと書店論をつづる、という内容です。 晩鮭亭さん曰く、 <岡崎武志さんの日誌が更新されている。本業のライターの方が多分無料で書いている日誌にこんなことを言うのは申し訳ないのだが、この日誌をブログにして毎日更新してくれないものだろうか。毎日アクセスして更新されていないことを確認する度にがっかりしてしまうので。> これはブロガー共通の心境か。でも大いに賛成! 強く希望したい!さらに山本善行さんの「泣き笑い古本日記」も、とは願い過ぎかもしれません。
by h_osd
| 2005-03-11 00:46
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