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2004年 12月 23日
ジュンク堂書店については今年新宿店オープンに関して書き込みました。その時もトラックバックをいただいたり、コメント書き込んでもらったりしました。
さらに、〔263〕なぜ人はジュンク堂書店に集まるのか でも、ジュンク堂書店について書きました。が、本当に同店の良さは何なのかを掴みかねていました。 先日、用事があり、新宿に出た際、ジュンク堂書店新宿店に立ち寄りました。そこで本を探そうとしましたが、どうしてもその本の名前が出てきませんでした。そうなると不思議と、その本が気になります。 各棚を見て廻りましたが、イメージはぼんやりとあるのですが、探しあぐねていました。家に帰って調べてからまた来ようと思いましたが、せっかく来たのだから、カウンターで聞いてみることにしました。 「日用品の各部分の名称について書かれた、最近の本ありますか」という曖昧な質問に、店員の方は丁寧に応対し、そのカウンターの人に聞き、さらに別室にいる人に電話もしてくれました。 そして、しばらく待っていてくださいと言われて、15分位待ちましたか。もう一度カウンターに行きました。なんと驚いたことに、あんな曖昧な内容から3冊の本を持ってきてくれました。 これはすごい! その3冊の中に、書名の忘れた本がありました。『知っているようで知らない ものの名前』(北橋隆史著、幻冬舎)でした。そのほかの2冊も同書のような類書でした。 その3冊を見せてもらい、内容が少々想像していたものと違っていたので、買いませんでした。それでもイヤな顔ひとつせずに、対応してくれました。 買う買わないというよりも、このお客様に立場に立ち、親身にお客様と向き合う姿勢が実によかった。お客様の立場に立って、ということは簡単ですが、それを実践する。そしてそれが徹底している。 ジュンク堂書店の一番の良さはこれだなと思いました。
by h_osd
| 2004-12-23 21:51
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