平成13年宣伝会議で『編集会議』を創刊し、今までにない編集という視点での雑誌で、当時は大いに注目されました。花田さん、今年夏同誌編集長を辞めました。
その後、花田さんは一時マスコミから姿を消しましたが、今回の月刊誌『Will』の企画を立てていたようです。この新雑誌はワック・マガジンズ刊で、今月の26日に創刊されます。
<文春で育って、女性誌、情報誌、専門誌とぐるっと回ってきたけど、またジャーナリズムに戻ってきました。若者に媚(こ)びて物を言わない今の風潮はいけない。大人が読める雑誌を作りたい>
と花田さんが語っています。
<2004年度上半期のABC公査が発表され、総合週刊誌では『週刊文春』が58万4994部でトップに立った。なんと11年ぶり。つまり、ぼくが編集長だった93年(91年以来4期連続トップ)以来なのだ。>(花田紀凱「編集会議」編集長(?)「中吊り批評」より)
かつて週刊文春をトップ週刊誌にし、「マルコポーロ」のトラブル、朝日新聞「uno!」の創刊、角川書店「メンズウォーカー」、宣伝会議「編集会議」の創刊など、花田さんが動くと、雑誌が動くともいわれました。
この新雑誌も売れなければ、花田さんの編集力も評価されません。今回再度「編集長」としての手腕が問われることになります。注目です。