はてなダイアリーで「種村季弘」を検索すると、
(1933~2004) エッセイスト・ドイツ文学者
2004年8月29日、死去。
* ふりがな:たねむらすえひろ
* カテゴリー:読書
* URL:
種村季弘のウェブ・ラビリントス
* 検索:「種村季弘」を楽天で検索
* スコア:100
と表示されます。
種村季弘、71歳、8月29日死去。
ブログの多くの書き込みを見ますと、種村さんの迷宮の愛好家は数多くいたことがわかります。著作等に関しても、「種村季弘のウェブ・ラビリントス」を見てもらえればいいでしょう。
あえて、ひとこと付け加えるとしたら、上田秋成から澁澤龍彦を取り上げた『壺中天奇聞』より、この一文でしょうか。
<壺中之天地である。恋人の一滴の涙のなかに映る星空が何と広大なことであろう。私と星空の間に介入する人事世相がこの涙ほどの慎ましい大きさであればよい、というのが小説読者としての私の日頃の望みである。星空も私も、彼女の涙の球体のなかに宿って相互に転換されるのでなければ、そもそも何だというのだろうか。>
合掌。
〔追記〕
「
新・読前読後」の9月4日付「追憶のタネラムネラな日々【1990年編】」で、かねたくさんの
<種村さんは澁澤龍彦と並んで、いまの私の読書の関心を決定的に方向づけた著述家の一人である>という澁澤さんと種村さんへの思いが綴られています。