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2006年 07月 26日
河出書房新社創業120周年記念出版として今年の9月から「ベルトルト・ブレヒトの仕事」を出版します。各月1冊のペースで、「戦争と革命の時代に生きた思想家ブレヒトの多彩なる全体像!」に迫ります。
『ブレヒトの政治・社会論』 石黒英男責任編集/野村修・五十嵐敏夫・石黒英男訳 9/予定 ¥4,515 『ブレヒトの文学・芸術論』 石黒英男責任編集/野村修・五十嵐敏夫・好村富士彦・池田浩士・石黒英男訳 10/予定 ¥4,515 『ブレヒトの詩』 野村修責任編集/長谷川四郎・野村修訳 11/予定 ¥4,515 『ブレヒトの戯曲』 岩淵達治・五十嵐敏夫責任編集/長谷川四郎・五十嵐敏夫・岩淵達治訳 12/予定 ¥4,515 『ブレヒトの小説』 長谷川四郎・岩淵達治責任編集/菊盛英夫・長谷川四郎・岩淵達治訳 1/予定 ¥4,515 『ブレヒトの映画・映画論』 野村修・石黒英男責任編集/野村修・石黒英男・内藤猛訳 2/予定 ¥4,515 前、だいぶ前に、同じ河出で、同じブレヒトで、ブレヒトの「作業日誌」というのが出ていました。私は持っていなかったのですが、友人の書棚にはそれが並んでおり、羨ましく思ったことを思い出しました。 この「作業日誌」について調べてみますと、Yahoo!ブックス、楽天フリマ、小宮山書店等で端本として取り扱われているらしい?のですが、その実は定かではありません。 ネット書店はこうした事情ですから、次に図書館で調べることにしました。区立図書館ではバラでありましたが、全体がわかりません。次に都立図書館のポータルへ。もし、そこになかったら、国立国会図書館へということになります。 しかし、都立図書館でその内容がわかりました。「ブレヒトの作業日誌」(1~4) は河出書房新社から1976年~77年にかけて出版されていました。また、「ベルトルト・ブレヒトの仕事」(1~6) も1972年~73年に同社から出版されていました。 今回、河出書房新社のの記念行事として、「ベルトルト・ブレヒトの仕事」(1~6) を出版するのでしたら、「ブレヒトの作業日誌」(1~4) も出版してほしかった。(仕事の結果だけでなく、その作業の内容も知りたい!) これらの出版を通して、ブレヒトの仕事と日誌による日常の両面からブレヒトをとらえることができたのではないか、そう思います。 [補足] ① ブレヒトの著作を調べていて、ひとつ付け加えていおきます。ブレヒトについては河出だけでなく、晶文社も「ブレヒト・コレクション」(全4巻)を1981年に出版していました。戯曲については白水社と未来社より刊行されています。 ② これを書いてから、ブログを見ていますと、<大丈夫か、河出。創業120年(その間、会社潰れること数回)だからって、ムリしなくていいんだよ。>とは[東川端参丁目の備忘録]の「2006-07-25 どうしたんだ、岩波書店。8月の新刊本」のピリリのひとこと。 ▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。
by h_osd
| 2006-07-26 07:08
| 単行本
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