前回出久根達郎さんの読書エッセイを4冊紹介しました。これは本の関わるあれこれがふんだんに記載されていますので、本好きな人にとっては必携必読の文庫だと思います。
『朝茶と一冊』(文春文庫)
『粋で野暮』(文春文庫)
『書棚の隅っこ』(=『思い出そっくり』文春文庫か)→(リブリオ出版)
『風がページをめくると』(ちくま文庫)
そこで、「『書棚の隅っこ』(=『思い出そっくり』文春文庫か)」と書いたのですが、実際に調べてみると、この2冊は同じ内容ではありませんでした。
ちょうど『書棚の隅っこ』の本に「出久根達郎著作一覧」がありました。この本が出版されたのが1999年1月ですから、それまでの出久根さんの著作がすべて掲載されていました。
『思い出そっくり』
文藝春秋/1994・3・15/本体1,456円/装幀・坂田政則/編集・浅見雅男
文藝春秋/1997・3・10/本体 447円/装幀・坂田政則/編集・玉井真
『書棚の隅っこ』
リブリオ出版/1999・1・20/本体1,500円/装画・出久根育/装幀・酒井賢司/
編集・國岡克知子
『思い出そっくり』と『書棚の隅っこ』について、上記のように記載されていました。『書棚の隅っこ』はまだ文庫になっていません。