先週の日曜日の毎日新聞 読書欄に「思想誌 事始」というミニコラムがあります。そこで、先日ブログで取り上げた「
講談社 RATIO」のことが書いてありました。
丸谷才一さんが
<不思議な体験でした。アメリカの現在がたちまち分かる。ぜひお読みください」>という話をしたそうです。
これは同誌が掲載しているR・ローティの論文「予測不能のアメリカ帝国」のことです。丸谷さんのオススメでしたら、一読をという気持になります。これが丸谷さんの力でしょう。
ラテン語のタイトル RATIO は根本から考えるという思いが込められているそうです。タイトル通り、根本から考えることは大事だと思います。それがどう雑誌に反映されるか。この点に関心があります。
しかし、この雑誌は不定期刊行で、次号は秋の予定だそうです。あまりにも長過ぎると思いますが、どうでしょう。やはり、思想誌は売れないのでしょう。逆に、こういう雑誌が売れに売れたら、これまた妙なものですが。