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2005年 10月 10日
朝日新聞の企画特集で、いまも「中央線の詩」「第4部 青春・高円寺」を連載中です。高円寺といえば、やはり「青春」が付くでしょうか。かつて高円寺に住んでいた頃を考えると、青春でしたし、純情?でしたし、なるほどとも思えます。
新聞では気になる記事を読んでいました。まったくの別件で検索していましたら、なんとこの連載のサイトにぶつかりました。asahi.comトップ > マイタウン > 東京 > 中央線の詩。 http://mytown.asahi.com/tokyo/kikaku_itiran.asp これは第1部から現在に至るまでの、中央線沿線物語です。 第1部 ともしび・西荻窪 第2部 星霜・荻窪 第3部 青雲・阿佐ヶ谷 第4部 青春・高円寺 (現在連載中) まずは1部から読み始めています。西荻窪は古本屋からスタートし、7回の連載です。この中で、2つの古本屋さんが取り上げられています。古書店スコブル社と古書店「興居島(ごごしま)屋」。 ご承知の通り、西荻窪は都内でも古書店の多い街です。現在も十数店営業中。神田を別にすれば、早稲田や高円寺などに次ぐ多さといいます。最近は荻窪も含め、1ヶ月に2回ぐらいは行っていますか。 古書店スコブル社の店主、飯村宙ひろしさん(45)。やはり古書店というより古本屋さん。高校時代、勉強よりコミューンの生活。ヒッピーが集うライブハウスや喫茶店の多くも吉祥寺や高円寺などにあり、それにあこがれて沿線の大学を選び、最寄り駅の西荻窪に住み、大学には9年もいたといいます。 そして家賃を滞納してアパートを追い出され、彼女の部屋で同棲。公園の掃除、学校のガラス磨きなどをし、大学の後輩と共同で古書店経営を始めたのは30代半ばになってから。古書店スコブル社は10年前にオープンしました。 <スコブルは反骨のジャーナリスト宮武外骨が創刊した雑誌名から取った。「ちょっと傾く」という意味があり、常識や既成の価値観を取り払おうという思いを込めてある。> また、古書店「興居島(ごごしま)屋」を営む石丸徳秀さん(44)も同様に、演劇、舞踏の仕事をしていましたが、この世界も(どこの世界も)厳しく、30歳過ぎて、結婚し、始めたのが古本屋さんです。 <4年前、まち全体で古書店街の魅力をアピールしようと、同業者に呼びかけて古書店マップを作成した。毎年更新し、今では吉祥寺や荻窪をも巻き込んだマップになっている。一昨年には、三鷹駅南口に新たな店「上々しゃんしゃん堂」もオープンさせた。> この古書店マップとは、あの「おに吉 古本案内」か? そして、上々堂は「興居島(ごごしま)屋」の店主の、もうひとつの古本屋さんでした。なるほど、これは初耳。また「興居島屋ふるほん日誌」をエキサイトブログで発見。但し、更新なし。( これはちょっと残念。) かつて、いま、これからと、どう折り合いをつけるか。この問いに対してのそれぞれの解答。2人の生き方を考えますと、中央線沿線にはまだ「スコブル」な人たちが生きています。
by h_osd
| 2005-10-10 00:20
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