yomunelの日記5/13で、スタンレー鈴木=坪内祐三がわかり、びっくりした話を掲載しています。
<「CREA」(1993年、11月号)で「カルトを超えたウルトラ・マイナーは偉大な日本文学」というコーナーをスタンレー鈴木という人が書いていてそのプロフィールがこうなっている。
スタンレーすずき 1958年、コロラドに生まれた日系二世。東京の某一流大学国文科を卒業後、フリーの日本文学研究家に。最近のお勧めはピンチョン「重力の虹」(国書刊行会)。おかげさんでやっとこの長編が通読できた。
その当時は、ふーん、ドナルド・キーンみたいな人なんだと何の疑いもなく思っていたが、坪内さんの「古くさいぞ私は」(晶文社)で、スタンレー鈴木=坪内祐三というのがわかった時は、それはそれはびっくりした。>
出久根達郎さんの『本の背中 本の顔』(講談社)の「中一弥原画展」でも同じような話がありました。
<『古本綺譚』という本を出版した。王笠貢という方が激賞して下さった。その時は知らなかったが、作家・逢坂剛さんの別名であった。逢坂さんの引き立てで、私は作家になった。>
さらにもう一つの話。中一弥さんは池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』『剣客商売』の挿画を書いていましたが、この人、逢坂さんの父だそうです。これまた驚きですね。