『古本道場』について その4
「黌門客」の「
古本屋めぐりを追体験」を読んで、角田光代・岡崎武志『古本道場』からの岡崎さんと角田さんの引用は当たりで、驚いています。他にも付箋がついているので、これを追加でと思いましたが、また先手を取られました。
次の古書日月堂店主・佐藤真砂さんの文章です。
<古本屋をやっていて思うことの一つに、モノや人が消えていくということは、それはそのまま、その記憶や記録の消滅を意味する、ということがあります。せめてモノだけでも残ってくれれば、そこにまつわる『物語』を知りたいと思い、知ろうとする人が現われる可能性だけは、残るのではないかと思うのです。>(岡崎)p133-134
さらに、次の紹介付きとなりますと、これ以上書くことがありません。じつはこの連休に古書日月堂に行こうと思ったのはこの文章を読んだからです。
<なお佐藤真砂さんについては、岡崎武志さんの『古本極楽ガイド』(ちくま文庫)p.150~170に詳しい。>
〔追記〕
4月27日の「
okatakeの日記」を読みますと、『古本道場』が3000部増刷になったそうです。なによりです。