2005年 03月 18日のブログ「
関川夏央さんはいま」で、出版社のPR誌をマークと書きましたが、なんと『三茶日記』のなかでも、この点に触れています。
<一九九八年二月二八日(土)
出版社のPR誌を続けて何冊か読む。
『ちくま』三月号の巻末の「編集室から」で松田哲夫が、
<先日、あるベテラン作家と話した。そのとき、彼は、雑誌について「いまは、文芸誌、総合誌よりも出版社のPR誌の方が面白い」との感想を述べていた>
と書いているけれど、まったくその通りだと思う。雑誌読み人間として私は毎月、月初めより(ただし「本の雑誌」と「噂の真相」は別だよ)、月終りに出る雑誌の方を楽しみにしている。中でも楽しみな雑誌の一つに朝日新聞社の『一冊の本』がある。・・・・・>p42-43
98年からもう7年も過ぎています。が、出版社のPR誌は絶対にマークですね。当時と比べると、HPが増え、その中の連載も見落とすべからず、なのです。「ポプラビーチ」を上げるまでもなく。