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2005年 01月 24日
昨日は私用で荻窪へ。用を済ませ、古本屋めぐりをしました。荻窪を含む中央沿線も、古本屋の多い地域です。神田、早稲田、本郷、次に中央沿線。どちらかというと、本郷の前、三番手の位置か。
まずは荻窪北口ブックオフに。ここは大型店で、隣りに書店があるのですが、お構いなく大きな声で抽選会の案内をしていました。相変わらず元気がよく賑わっていました。 店の入口近くにマンガとCDが置かれ、一般本、新書、文庫は奥の棚にありました。初めての人は少々戸惑うかもしれませんが、量的にはかなり多いほう。土地柄、客層は若い人が中心か。 大型店ということで期待をしていましたが、いい本があまりなく、少々がっくり。単行本から文庫の棚を見ていましたら、どうにか。これはきっと土日の午前中にやられてしまうせいかもしれません。 【購入本】 『歴史をあるく、文学をゆく』 半藤一利著 文春文庫 『指揮官と参謀-コンビの研究-』半藤一利著 文春文庫 『ペルソナ 三島由紀夫伝』 猪瀬直樹著 文春文庫 『プロレス少女伝説』 井田真木子著 文春文庫 『日本の現代演劇』 扇田昭彦著 岩波新書 『優しい去勢のために』 松浦理英子著 筑摩書房 ブックオフの後、「象のあし」と「ささま書店」へ。「象のあし」ではめぼしいものなし。気になった文庫があったのですが、買うまでには至らず。また荻窪駅に戻り、南口の「ささま書店」に。 ここは久々に古本屋さんらしい古本屋といった感じで、105円均一本がいい。本の状態の良し悪しはありますが、品揃えでは、ブックオフを超えています。ここは◎ですので、ぜひ。場所は南口を出てから、中央線に沿って阿佐ヶ谷方向に2から3分歩いてください。 【購入本】 『神話的時間』 鶴見俊輔著 熊本子供の本の研究会 『成島柳北』 前田 愛著 朝日新聞社 『逆光のオリエンタリズム』 青木 保著 岩波書店 『招魂のささやき』 古井由吉著 福武書店 『招魂のささやき』は装幀が菊地信義さんでたいへん落ち着いた、古井さんらしい本になっています。この装幀だけでも買う価値あり。2刷目なのが残念。 帰りに「おに吉古本案内」No.2を貰ってきました。この小冊子は昨年6月発行のもので、編集長が岡崎武志さん、執筆者が角田光代さん、亀和田武さん他。この冊子には荻窪、西荻窪、吉祥寺の古本屋マップ付が付いています。 この3ヶ所、予想外に古本屋さんが多いので驚いています。例えば今日の荻窪でこの2軒のほか6軒あり、計8軒。西荻窪もスコブル社やハートランドを含め11軒。吉祥寺で10軒。 これに阿佐ヶ谷、高円寺、中野の古本屋さんを加えると、中央沿線中野~吉祥寺も注目の古本街です。 夕方から降り始めた雪、途中で雨になりましたが、とにかく寒い。そんな中、足早に荻窪を後にしました。
by h_osd
| 2005-01-24 00:24
| 書店・出版社
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