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2004年 12月 13日
神田神保町に行きますと必ずといって立ち寄る店に、小宮山書店と田村書店があります。
11日(土)、ちょっと私用で、それも午前に、神保町に行かなければならなくなりました。田村書店の前を通りかかりますと、文庫、新書、雑誌等があの箱に山積みになっていました。 もう何人かの人がその中から本を物色していました。じっくり座り、品定めをしているおじさんがいたり、ブツブツいいながら本探している人がいたり、土曜午前の神保町はいつもとはちょっと違っていました。 このおじさんが動かない。後ろから見ていましたが、俺の箱だというように、一冊一冊吟味している様子。手を伸ばそうにも、手をだすなという気が体から発散していました。 私は雑誌の山を見たかったので、そのおじさんが動いたら、即見ようと身構えていました。まだ動かない。長すぎるのに業を煮やし、少々強引に割り込みました。 その雑誌は「サントリークォタリー」、「リテレール」、「国文学」などなど。これだけ並んでいると、開店と同時にもったいろいろな雑誌があったような気もします。常連さんが先に買っていって・・・・・・。 と考える暇もなく、すぐに取れるだけの雑誌を確保。「サントリークォタリー」と「リテレール」。ほかの人も手を伸ばし、何冊か取られてしまい、残念。 「サントリークォタリー」 3冊のうち、No.35特集「開高健 いくつもの肖像画」(1990)1冊購入。この特集は吉行淳之介、向井敏、辻静雄、谷沢永一、C・W・ニコルさんなどが開高さんについて書いています。面白そうな内容です。 「リテレール」7冊 ヤスケンさん単独編集の雑誌1~7まで確保、購入。調べますと、11までがヤスケンさんの編集。あと、4冊はどこに? 時計を見ますと、待ち合わせの時間をオーバー。急いで、8冊の雑誌を入れたビニール袋を片手に、件の場所に向かいました。雑誌は少々重かったのですが、心はほくほくでした。
by h_osd
| 2004-12-13 00:29
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