新しくスポーツ雑誌「VS.」が光文社より今月発行されました。久しぶりの新雑誌です。女性誌はめまぐるしく廃刊・創刊を繰り返していますが、スポーツ誌は久々ではないでしょうか。
いまでも、集英社の「PLAYBOY」や文芸春秋の「Number」の衝撃ははっきりと記憶に残っています。いままでにないタイプの雑誌でしたので、ことさら印象深いのかもしれません。ともに、写真は鮮烈でした。
スポーツ誌の主なものを上げれば、次の3誌でしょうか。まず何と言っても「Number」でしょう。次に「Sportiva」。果たして「VS.」がどこまで健闘するのか。この点についてはこれからの誌面で明らかになるでしょう。
「
Number」(文芸春秋)
「
Sportiva」 (集英社)
「
VS.」 (光文社)
雑誌も一誌を年間で、また何年も購読という人は少ない。自分の「好み」の特集や内容であれば買いますが、継続して買うことは少なくなっています。自分の読みたいページを読むだけなら、立ち読みで十分でしょう。それだけ読者は賢く、その眼は厳しくなっています。
一筋縄ではいかないのがこの世界。そして人の「好み」というのが難攻不落です。これはマーケティングの永遠のテーマでもあります。販売対象をセグメントし、それに合わせた「関係性のマーケティング」を、とはその道、専門の人のことばです。
新しい雑誌「VS.」は今までの雑誌のマーケティングを覆すことができるか。それができなければ、結果はすでに明らかです。